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㈱大嶋鐵工所のブログ

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2013年 12月 16日

フランジの溶接

先週末から製作のピカピカに仕上げるカバーはとりあえず下地処理まで完成。

ひとまず先行して他の製作ものの溶接に

フランジの溶接_a0210112_20325298.jpg

大きなスクリーンに取り付ける配管部品。取り付ける前に溶接できなくなるところを先に溶接します。

口径150Aのフランジの溶接。先ずは内側の溶接。溶接棒2㎜を使い1層目を溶接し2層目は溶接棒3㎜

を使い仕上げの溶接をします。

フランジの溶接_a0210112_20363320.jpg

物が小さいので溶接もし易いので10分ほどで内側は終了し、次に外側の溶接です。外側は隅肉溶接のため

しっかりと溶接棒を溶かしながらこれも2層で仕上げます。

フランジの溶接_a0210112_20393962.jpg

これが1層目。次に
フランジの溶接_a0210112_204066.jpg

2層目。よく見ると溶接部の色(焼け込み)が違います。これは1層目を溶接する時に溶接棒をメインに溶かし

て溶接するので溶接スピードが速く、ビートの幅も狭目で溶接するからです。逆に2層目は溶接棒も溶かして

溶接しますがアンダーカット等が出来ない様に母材(フランジと鋼管)をメインに溶かして溶接するのでスピー

ドも遅く、ビートも広くなるので1層目よりも焼け込みの色が濃くなります。この色がうまく溶接出来たかを見る

目安になります。スピードが遅いと黒くなります。

全部で2個ありましたが1時間もかからないで溶接終了。

フランジの溶接_a0210112_2049546.jpg

次も配管になるのですが今度はフランジではなく、板(PL-10㎜)をフランジ状に製作したものを溶接します。

既製品のフランジはJIS規格により口径によって厚みが決まっています。よく使うフランジはどれも20㎜前後

と比較的厚みがあるので強めの電流でもいいのですが厚みが薄くなるとその分、歪やアンダーカットが出易く

なります。

フランジの溶接_a0210112_20533490.jpg

フランジの溶接_a0210112_20534913.jpg

これも内外両方溶接しました。口径が300Aと大きいので少し時間がかかりましたが午前中ですべて溶接

する事が出来ました。

フランジの溶接_a0210112_20555924.jpg

フランジの溶接_a0210112_20581315.jpg


この他順調に製作が進んでおります。



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by ooshimatekkou | 2013-12-16 20:59 | お仕事


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